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発達障害と癇癪(かんしゃく)は関係ある?千葉の支援サービスも紹介

この記事では、発達障害と癇癪(かんしゃく)の関連性や原因、また対策について解説します。

あわせて、千葉市内で発達障害、もしくは癇癪について相談できるサービスもご紹介します。

 

「子どもの癇癪で悩んでいる」

「発達障害による癇癪で困りごとがある」

 

そんなご家庭にとって役立つ情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

千葉の発達支援施設BRIDGE

 

癇癪(かんしゃく)とは?

癇癪とは、感情を爆発させる行動のことをいいます。

大きな声を出したり、暴れたり、ものを投げたりする行為を含み、保護者さまが対応に困られる行動の1つではないかと思います。

 

実は、癇癪は乳幼児期のお子さまによくみられる成長の過程です。

しかし、癇癪が起こる原因や理由はさまざまで、年齢によるものから発達障害が関係しているものまであります。

 

癇癪を起こすお子さまを見て接し方に困られていたり、発達障害を心配されたりしたら、ぜひこの記事の内容を参考にしてみてください。

 

癇癪の原因と予防法

癇癪の原因はさまざまで、乳幼児期に起こる癇癪は子どもの成長過程で必要なものである場合があります。

子どもは年齢とともに自我が芽生え、自己決定欲が出てきますね。

 

「何でも自分でやりたい」「思い通りにいかないと気が済まない」

そんな第一反抗期(いわゆる”イヤイヤ期”)を経て、他者とのかかわりを学んでいきます。

 

しかし、心は発達しているのに適切なコミュニケーション方法を獲得していないため、表現方法が分からないのです。

その結果、癇癪というかたちで現れることがあります。

ここからは、癇癪の原因となり得る環境や、癇癪を予防するためにできることを見ていきましょう。

 

欲求不満

癇癪の理由として多く挙げられるのが、空腹や疲労などの生理的な欲求不満によるものです。

乳児が、お腹がすいたりおむつが濡れていたりすると泣いて知らせますね。

 

それと同じことが、幼児にも起こります。

癇癪は2~4歳くらいがもっとも多いとされているため、生理的欲求を満たすためのコミュニケーションがとれるようになると、少しずつ落ち着いてくるかもしれません。

 

生理的欲求は、人間であれば誰でも起こるもの。

それを伝えられなくて苦しい思いをしているのは、子ども本人です。

 

「お腹が空いている」「疲れている」など、自分が感じている不快感を伝えられる絵カードを用意して、コミュニケーションの練習をしてみましょう。

言葉にするのが難しければ、絵カードを見せて自分の状態を伝えることで、保護者さまとの意思疎通がスムーズになるでしょう。

 

感情を抑えられない

乳幼児期のうちはまだ理性が育っていないため、子どもは自分の本能や感情に忠実に生きています。

3歳くらいから、論理的思考をつかさどる左脳が発達し始めることで、子どもは少しずつものごとの仕組みや「どうにもならないこと」を学んでいくようになります。

 

しかし、左脳が発達する前の子どもは、感情が爆発し癇癪となって現れることがあるのです。

「感情と理性」の両方が発達するのを気長に待つこともまた、癇癪への対応の1つでしょう。

 

また「片づけてほしい」「ご飯を食べてほしい」という指示がある場合には、以下のことをに気を付けてみてください。

 

・短い指示であること

・指示が肯定文であること

 

指示文が長いと、子どもはどの部分を実行すれば良いのか分かりません。

「ブロックを箱にしまおう」「お味噌汁を飲もう」など、具体的で短い指示を心がけましょう。

また「〇〇をしないで」という否定的な指示だと理解しにくいことがあります。

「〇〇をしよう」「〇〇をしてね」と、肯定文であることも気を付けてみてくださいね。

 

ポイントは、子どもに出す指示が「絵で描き表すことができるかどうか」で判断することです。

絵で描ける指示は、子どもにも理解しやすいでしょう。

指示を出す際の目安にしてみてください。

 

注目を引きたい

子どもが何らかの理由で、保護者や先生、周囲の大人の注目を引きたい場合、癇癪を起こすことがあります。

たとえば構ってほしいとき、何かをしてほしいとき、泣き叫ぶことで抱っこをしてもらえる、何かを与えてもらえるという経験を繰り返していると、癇癪は起こりやすくなります。

この理由で起こる癇癪も、コミュニケーション力が育っていくうちに収まる可能性が高いとされています。

 

注目を引くための癇癪を減らすには、癇癪を起こしている最中に”必要以上にかまわないこと”が大切。

かわりに、癇癪を起こさずきちんと言葉で表現できたときには思いきり褒め、反応してあげましょう。

 

そうすることで「泣き叫ぶよりも、言葉で伝える方が大人は反応してくれるんだ」ということを学びます。

問題行動ではなく適切な行動ができたときに反応する、という対応を繰り返してみましょう。

 

拒否表現

癇癪の理由の中に、拒否する思いを伝えるためというものがあります。

子どもは1歳半~2歳くらいから「イヤイヤ期」と呼ばれる成長期を迎え、自分自身と親御さんが「別の人間である」ということを意識し始めます。

 

それまでは自他境界があいまいだった子どもが、親に「ダメ」と言われたり、自分が望むことと違う行動をされたりすると、感情が爆発してしまうことがあります。

「なぜ嫌なのか」「どうしたいのか」細かく伝える言語能力をまだ獲得していない場合、拒否表現が「癇癪」となって現れることがあるのです。

 

拒否反応で起こる癇癪は、モヤモヤした気持ちが後を引く可能性があります。

子ども本人がクールダウンできる場所をあらかじめ決めておき、癇癪が起こったらその場所へ移動して落ち着かせるのも、1つの方法です。

 

発達障害と癇癪の関連性は?

子どもの癇癪は成長過程でよくみられることであり、特別珍しいことではないとされています。

しかし、一部のケースで癇癪が発達障害と関係していることがあります。

 

大前提として「癇癪」というもの自体が発達障害の特性ではありません。

 

「癇癪を起こすから発達障害である」

「発達障害の子は癇癪を起こす」

 

そのような情報は誤りです。

癇癪と発達障害の関連性を理解し、親子ともにストレスの少ない対処法を選ぶことが大切です。

 

それではここから、子どもがもつ癇癪が発達障害と関連しているケースについてお伝えしましょう。

以下のケースに当てはまる場合には、発達障害が関連している可能性があります。

気になる場合には、適切な相談先に連絡してみると良いでしょう。

 

行動や興味に偏りがある

子どもの行動や興味に偏りがあり、それが癇癪の原因になっている場合には、発達障害と関連している可能性があります。

発達障害を持つ子どもは、特定のものごとに対するこだわりが強かったり、興味の差が激しかったりすることがあります。

たとえばおもちゃを置く順番や場所が違うと癇癪を起こしたり、決まった服を着たくて癇癪を起こしたりしている場合には、発達障害の可能性が考えられるでしょう。

 

対人関係で困りごとがある

癇癪を起こす子どもの対人関係で困りごとがある場合、発達障害によるものである可能性があります。

発達障害を持つ子どもの中には、相手の意図や気持ちを汲み取るのが難しい子や、曖昧な表現を理解できなかったりする子がいます。

本人がコミュニケーションの難しさを感じている中で、相手から否定されたり批判されたりすると、不快な気持ちが募り癇癪につながる可能性があるでしょう。

 

感情のコントロールが難しい

発達障害の特性の中には、感情のコントロールが難しく癇癪を起こすケースがあります。

発達障害だから癇癪を起こすのではなく、感情のコントロールが難しいという特性が原因で、癇癪につながっています。

不快なことがあったとき気持ちの切り替えがうまくできず、モヤモヤした気持ちが残り、ささいなことで癇癪が起きやすくなるでしょう。

 

言葉の遅れがある

癇癪を起こす子どもに言葉の遅れがあったり、自分の思いを言葉にするのが苦手な場合、発達障害が関連している可能性があります。

子どもは年齢とともに自我が芽生え、自分で決めたりチャレンジしたりしたい気持ちが膨らんでいきますが、それを伝えられないことはつらいものです。

自分には意思や欲求があるのに、それを言葉で伝えられない。

そんなフラストレーションが、癇癪になって現れることがあるでしょう。

 

癇癪が起きたときの対応は?

癇癪が起きたときの対応は、保護者さまにとっても悩みどころの1つではないでしょうか。

癇癪を起こす子どもは、その子なりに葛藤やつらさと戦っていて、自分を表現する方法の1つが「癇癪」となって出てしまっています。

 

しかし、子どもだけでなく保護者さまにとっても、癇癪に対応するというのは簡単なことではありませんよね。

子どもの癇癪に対し保護者さまがどのような対応をすべきか、そしてNG行動は何か、把握しておきましょう。

 

安全確保

子どもが癇癪を起こした場合、まずは子どものまわりの安全を確保しましょう。

ものを投げる場合には、本人や周囲の人が怪我をしないために、危険なものを遠ざけておきましょう。

 

また、頭を壁に打ちつけるなど自傷行為に及ぶ場合には、クッションを挟んで怪我を防ぎましょう。

癇癪を起こした子どもを一時的に移動させる、危険なもののない部屋を用意しておくのも良いですね。

 

落ち着くのを待つ

癇癪は、周囲の大人が励ましたりなだめたりしても収まらないことがあります。

そのため、癇癪を起こしている子どもをそっと見守るだけの「無反応」という対処法があります。

 

無反応は、決して子どもを無視するというものではなく、癇癪を起こしている子どもが自分の力で落ち着くのを待つということ。

癇癪を起こしている子どもを刺激してしまうと、さらに興奮して癇癪がひどくなる可能性があります。

無反応という対処法は、子どもが自分自身で問題に折り合いをつけ、落ち着くことができるようになるための方法なのです。

 

落ち着くことができたら褒める

子どもが自分自身を落ち着かせることができたら、子どもを褒めてあげましょう。

癇癪が起こる原因として解説したように、癇癪を起こしている子どもは「大人の注意を引きたい」と意図している可能性があります。

そのため、癇癪を起こしている間に反応することで「癇癪を起こすと話しかけてもらえる」という体験を積ませてしまうことになるのです。

 

大切なのは、子どもが自分自身で落ち着くことができたとき、思い切り褒めてあげること。

こうすることで、子どもは「泣き叫ぶのをやめたら話しかけてもらえた」という学びを得ます。

この体験を繰り返すことで、子どもは適切な行動が何か、自分で学んでいくのですね。

 

癇癪が起きたときのNG行動

癇癪が起きたとき、保護者さまや周囲の大人がすべきでない行動もあります。

癇癪をエスカレートさせたり、癇癪を起こすことでメリットがあると子どもに感じさせてしまったりするおそれも。

癇癪に対応するのは簡単なことではありませんが、以下の行動に当てはまらないよう意識してみてください。

 

・子どもの癇癪に対し感情的になる

・ものを与えて落ち着かせる

・叩いて落ち着かせようとする

・無視する

 

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まとめ

発達障害と癇癪の関係性について、また癇癪の原因や対処法について解説しました。

癇癪は、発達障害と関連しているケースもあれば、年齢による発達過程であるケースもあります。

年齢が低ければ低いほど、そのどちらに該当するのか判別するのは難しく、保護者さまにとっても苦労の多い時間となるかもしれません。

お子さまの癇癪にお悩みの場合は、BRIDGEまでご相談ください。

癇癪をもつお子さまでも、発達障害をもつお子さまでも、保護者さまがより子育てしやすいと感じる環境やサービスを提供させていただきます。

 

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株式会社ダンデライオンでは、子どもたちの可能性を広げる架け橋となることを目指した療育施設「BRIDGE(ブリッジ)」を千葉県内で9施設展開しています。

「子どもたちへの可能性を導く架け橋となる」を理念に掲げ、子どもたち一人ひとりの可能性を引き出すために、家族や社会とのつながりを大切にしています。

言語聴覚士、臨床心理士、公認心理師、作業療法士、理学療法士、保育士など多様な資格を持つ指導員が全国の特別支援学校や療育施設で実践されている療育技法「太田ステージ」に基づいた指導を行っています。

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