発達障害があるかわからない、あるいはあるとわかったけどこれからどうすればいいかわからない。そのような時に助けになれるよう、本記事では特徴や進路の例をまとめていきます。

発達障害を持つ子供がとりやすい行動

発達障害であるかわからないときはとても不安ですよね。そのため発達障害を持っている子供がとりやすい行動をまとめていきます。当てはまっても発達障害と決まるわけではないので注意してください。

乳幼児期

・抱っこや手をつなぐのが苦手

・食事をとらず極端な偏食がある。

・極端な人見知り、あるいは全く人見知りがない

・持続的に寝ないなどの睡眠の困難さがある

・初めての場所を過度に怖がる

幼児期

・じっとしているのが苦手で勝手に動き回ってしまう。

・集団に混ざるのが苦手。

・ことばが遅い

・決まった行動を繰り返す

・おもちゃで上手く遊べない

就学期

・遅刻や忘れ物が多い。

・授業中の離席が目立つ

・板書や連絡帳の書き写しに時間がかかる

・計算ができない

・文を読み間違えることが多い

・音読がうまくできない

思春期

・年齢相応の振る舞いが身につかない。

・暗黙のルールの理解が出来ない

・同年代とのコミュニケーションがうまくいかない。

・興味のある個おtに意識が向いてしまい、学業不振につながる

進路

中学校を卒業した後の進路選択も悩まれる方が多いです。

最近では、学校に行きにくかったり、お友達との関係に悩みがあるお子様も通いやすい進学先が増えてきました。

通信制高校やフリースクールなども含め、お子様にあっている学校を探してみるのがいいかと考えられます。

公的サポート

発達障害と診断されたら不安なことはたくさんあると思います。そのような時こそ国の制度に頼ってみてください。頼れる制度をまとめました。

障碍者手帳

障害者手帳を受け取ることで福祉サービスを受けることができます。医師の診断書が必要であり、障害の程度や取得の可否の審査があります

障害福祉サービス

地域で発達障害の支援を行っている施設は多数あります。障害児入所支援や外出や生活の自立を支援する自立支援給付等、成人してから就業が困難な場合は就業支援施設などもあります。

合理的配慮

合理的配慮とは「障害者差別解消法（正式名称:障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律）」に基づいて教育や就業、その他社会的生活が送れるようにそれぞれの障害に合わせた配慮を行うことです。例えば

・ADHDの多動症の生徒は別室でテストを受ける。

・読み書きに困難のある生徒には読み上げたブレットを渡す。

などがあげられます。

まとめ

発達障害の種類や診断についてまとめました。診断を受けるのは不安も多いかと思います。あまり気負わず、「困りごとを相談してみよう」くらいの気持ちで医療機関や相談の場を利用してみてはいかがでしょうか。自分のことがわかって、困っていることの対応法がわかるとそれだけで精神的に楽になることもあります。