この記事では
『保育所等訪問支援』についてご説明したいと思います。
●保育所等訪問支援ってなに?
障害のある(身体障害・知的障害・精神障害)子どもが通う保育園に定期的に訪問し、集団生活への適応をサポートするサービスのことです。担任の先生と密に連携をしながら、対象となるお子さまが生活しやすい環境を作っていきます。
保育所等訪問支援という名称なので間違われやすいのですが、保育所・保育園をはじめ、幼稚園・認定こども園・小学校・特別支援学校・乳児院・児童養護施設、その他児童が集団生活を営む市町村が認めた施設としてなどへ訪問を行うことができます。
●訪問支援員とは
訪問支援員とは、こうした園や学校へ訪問する人のことです。児童指導員・保育士や、障害の特性によっては理学療法士・作業療法士・心理担当職員が担当します。いずれも障害のある子どもの支援に関して、一定以上の知識と経験を持った専門職です。
支援としては大きく2つ。「障害を持った児童本人に対する支援」と「訪問先施設のスタッフに対する支援」です。また園や学校での様子を保護者様にお伝えすることで、普段のお子さまとの関わり方や進路選択の参考にしていただく役割もあります。
支援の内容や回数は、お子さまや園の状況によって大きく異なります。まずは各事業所へご相談ください。
●利用するには?
利用するには、通所受給者証が必要です。障害児通所支援(児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援)といった福祉サービスを利用するために、お住まいの市区町村から交付される証明書です。
また他の療育サービスとの併用も可能ですが、通所受給者証の支給決定はサービスごとにされます。そのため、すでに児童発達支援や放課後等デイサービスの支給決定がされている場合でも、保育所等訪問支援をご利用するには新たに申請し、市区町村から支給決定を受ける必要があります。
今回は、『保育所等訪問支援』についてご説明いたしました。「もっと詳しく知りたい」「BRIDGEの保育所等訪問支援について聞きたい」などございましたら、ご連絡ください。今後も療育の情報を発信して行きますので、参考にしてください!