この記事では『児童発達支援』についてご説明します。最後までお付き合いください。
●児童発達支援とは
発達の遅れ・偏りや障害(身体障害・知的障害・精神障害)のある未就学(0~6歳未満)を対象とした通所サービスです。子どもたちが、自立した生活を送れるようになることを目指し、発育支援・療育を行います。
児童発達支援を行う施設は、児童発達支援センターと児童発達支援事業所です。大きな違いはありませんが、児童発達支援センターは、障害のある子どもを預かる保育園・幼稚園などとの連携・相談・支援など、地域全体のサポートも行っています。
●児童発達支援の内容とは
保育園・幼稚園と併用することも可能で、週に数回〜毎日通うこともできます。子どもの状況や保護者さまの考え、施設の方針などによって、通う頻度も受けさせるサービスも様々です。1ヶ月に受けられる日数には上限があり、受給者証の発行時に決定されます。
施設によって支援プログラムや療育方針もさまざまです。ホームページなどの情報だけではわからない雰囲気やスタッフの人柄、子どもとの相性も確かめるためにも、できれば複数の施設に足を運んで、比較検討してみてください。
●具体的な児童発達支援のサービス内容
大きく分けると“発達支援” “地域支援”“保護者(家庭)支援”の3つです。
“発達支援”からご説明します。
子どもたち一人ひとりに合わせてオーダーメイドで作った個別支援計画に基づき、療育を行っていきます。少し頑張ったらクリアできる課題を日々乗り越えてもらい、将来的に社会の中で自立した生活が送れるようになることを目指します。
発達支援のプログラムは、グループと個別の2タイプ。組み合わせて行われる場合が多く、親子で一緒に受ける場合などもあります。一人ひとり受けるプログラムは異なりますが、ここではイメージしやすいように代表的なものをご紹介します。
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■日常生活
食事・トイレ・着替え・片付けなどの日常生活で必要なことが自分でできる状態を目指し、支援します。
■運動療育
遊びながら楽しく身体を動かし、運動機能の発達を促します。
■言語
発語や発話を促し、さらに語彙を増やせるようにサポートします。言語聴覚士による支援もあります。
■コミュニケーション・社会性
人との関わり方を学びます。グループで行われるプログラムが多いです。
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“地域支援”は障害のある子どもを預かる保育園や幼稚園などを訪問。日常生活を営む上での課題を聞くなど密に連携を取り支援します。また、今後通所を検討している方からの相談も受けています。
最後に“保護者(家庭)”支援です。保護者への支援で一番大きいのは、一定時間子どもを預かること。子どもの障害は重くなるほど保護者への負担も大きくなるので、保護者に一時的に休息を与えるというのはレスパイトケア(一時的に育児から解放され、休息をとれるようにする支援のこと)につながります。
●最後に…
この記事では児童発達支援について説明してきました。「児童発達支援を受けるには」「児童発達支援の選び方」も説明されている、こちらの記事も合わせてご覧ください。
株式会社ダンデライオンでは、子どもたちの可能性を広げる架け橋となることを目指した療育施設「BRIDGE(ブリッジ)」を千葉県内で9施設展開しています。
「子どもたちへの可能性を導く架け橋となる」を理念に掲げ、子どもたち一人ひとりの可能性を引き出すために、家族や社会とのつながりを大切にしています。
言語聴覚士、臨床心理士、公認心理師、作業療法士、理学療法士、保育士など多様な資格を持つ指導員が全国の特別支援学校や療育施設で実践されている療育技法「太田ステージ」に基づいた指導を行っています。
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