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〜わかりやすくカンタンな「療育」の話〜

いい事業所を選ぶにはどうしたらいいのか

この記事では『療育とは何をするのか』『いい事業所を選ぶにはどうしたらいいのか』についてお話しいたします。

 

●実際に療育とは何をするのか

本題に入る前に、まず知っていただきたいのは、療育は“ケアマネジメント”と“セラピー”の2つの要素で構成されるということ。

ケアマネジメントとは、子どもたち一人ひとりの発達段階や課題感を把握した上で、それにどう向き合っていくべきなのか、支援の方針を考えることです。事業所では、子どもや保護者様のニーズを踏まえた上で個別支援計画書という形にします。

そしてセラピーは、その計画したゴールにたどり着くために用いる、運動療育・音楽療法などといった手法のことです。

ですから療育とは何をするのかというと、立てた方針に基づいて(ケアマネジメント)、具体的な取り組みを行う(セラピー)ということになります。

 

●いい事業所を選ぶにはどうしたらいいのか

何を当たり前のことを言っているのか、と思われたかもしれません。ですが、いざ事業所を選ぶ時に起こりがちなのが「運動をさせたい」「音楽を習わせると良さそう」など、セラピーの面だけ見て事業所を決めてしまうことです。もちろんそういった選択の仕方を否定するわけではありませんが、ケアマネジメントとセラピーの両方を見て判断をすることを私たちはお勧めしています。

子どもたちの発達段階や課題感を客観的に評価できる基準やテストはあるか。そして計画を策定し、定期的に検証していくサイクルはあるか。そういったケアマネジメントの領域に対して正しい知識を持って取り組んでいる事業所であれば、良いサービスを受けられる可能性は高いと思います。

ちなみに、また別の記事で詳しくご紹介しますが、BRIDGEでは『太田ステージ』という療育技法を用いて、子どもたちの状態を客観的に評価し、それぞれの課題に合わせた取り組みを行っています。

 

もう一つ事業所選びで重要なのが、子どもたちの普段の生活を知るためのアプローチをしているかどうかです。

事業所でお預かりする短い時間だけでは、子どもたちの課題を深く理解することは困難です。ですから、保育園・幼稚園・小学校を定期的に訪問し、生活の中でどんなことに困っているか、どんな場面で不自由を感じているかを知ろうとすることが重要になってきます。

そんな取り組みを丁寧に行っている事業所は、子どもたちの課題を深く捉えることができ、的確なアプローチが取れると思います。


今回は、『療育とは何をするのか』『いい事業所を選ぶにはどうしたらいいのか』についてお話ししました。最後までお読みいただき、ありがとうございます。今後も情報を発信していきますので、少しずつ療育に関する知識を蓄えていってくださいね。

 

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