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吃音は発達障害?症状や原因は?千葉の吃音サポートならBRIDGEへ

「吃音(きつおん)」は、主に話し始めの言葉がスムーズに出てこないという形の、会話の流暢性が低い状態を表します。

幼児期に言葉に詰まる、スムーズに話出せないなどの様子が表れ、発達のある程度の期間続くことがあります。

人前で話をしたり、誰かと会話をしたりすることに支障をきたす症状のため、日常生活で話が伝わらなかったりといった不便な思いをすることもあります。

この記事では、吃音の症状や原因、そして吃音の子どもが受けられる支援や相談先についてご紹介します。

 

「子どもが吃音かもしれない」

 

そう思っている保護者さまは、この記事を参考にしてみてください。

 

千葉の発達支援施設BRIDGE

 

吃音とは?

吃音とは、流暢に言葉を話すことが、年齢や言語能力に不相応な状態を指します。

 

話すこと、会話をすることが困難であり、学校生活や社会生活において支障を及ぼすことがあります。

幼児にみられやすい症状とされていますが、大人になっても吃音の症状を持っている人もいます。

 

自身が吃音の症状を持っていることに気がつくと、人前で話すことに消極的になったり、人とのかかわりを避けたりするようになる可能性があります。

適切な環境で、適切なサポートを受けることが、吃音のある人が社会で生きやすくなるための近道なのです。

 

 

吃音は発達障害に分類される

吃音は正式名称を「児童期発症流暢症」といい、発達障害として分類されている症状です。

世界保健機関(WHO)で「通常小児期および青年期に発症する行動および情緒の障害」と定義されています。

参考:厚生労働省

 

発達障害は通常、ASD(自閉スペクトラム症)・ADHD(注意欠如・多動症)・LD(学習障害)の3種類に分類されますが、吃音はこれらに該当しない「その他これに類する脳機能の障害」というカテゴリに入ります。

参考:厚生労働省

そして吃音は、ASDやADHDとも深いかかわりがあると指摘されているのです。

 

吃音がほかの発達障害と併存している割合は1~2割といわれています。

吃音でうまく喋ることができなかったり、相手に話が伝わりにくいことでコミュニケーションに消極的になり、コミュニケーションの発達に遅れが見られるということもあります。

また、他の発達障害のによる二次障害として、そのストレスから吃音を発症するケースも考えられます。

 

このように、吃音の症状が確認できる場合には、さまざまな発達障害の傾向についても注意深く見守る必要があるでしょう。

 

また吃音は、文部科学省で定められている発達障害者支援法の基準を満たしていれば、障害者手帳が交付されることもあります。

障害者手帳は、吃音の症状によって「精神障害者福祉手帳」か「身体障害者手帳」のいずれかになるでしょう。

 

しかし、社会生活に支障がある場合にのみ障害者手帳が交付されるため、幼児の場合には交付されるケースは少ないかもしれません。

ほかの発達障害が併発している場合には、障害者手帳の申請ができるでしょう。


吃音の種類や特徴は?

吃音は、以下の2種類に分類されます。

 

・発達性吃音

・獲得性吃音

 

ほとんどの場合が発達性吃音に分類されるといわれていますが、まれに獲得性吃音という形で症状が出現することもあります。

簡単にいうと、発達性吃音が幼児期に出る症状、獲得性吃音が思春期以降に出る症状のことをいいます。

発達性吃音と獲得性吃音の違いについて、詳しく見ていきましょう。

 

発達性吃音

発達性吃音は、幼児期(2〜5歳)に発症する吃音のことです。

2語文以上の発話をはじめる時期に起きやすく、幼児期の発症率は約8~11%といわれています。

参考:日本吃音・流暢性障害学会

発達性吃音には男女差があり、男性のほうが多く発症するといわれていますが、幼児期では男女差が目立ちません。

また発症した人のうち6〜8割が、数年で自然に治るといわれています。

参考:国立障害者リハビリテーションセンター研究所

 

獲得性吃音

獲得性吃音は、10代以降で発症する吃音のことです。

獲得性吃音は、さらに以下2種類に分類することができます。

 

・獲得性神経原性吃音

・獲得性心因性吃音

 

獲得性神経原性吃音は脳血管の障害や頭部の外傷、薬物などにより発症するものです。

獲得性心因性吃音は、ストレスや精神的な不安などにより発症するものです。

 

獲得性吃音は「大人の吃音」とも呼ばれ、学齢期とは違う形で困りごとが発生するケースがあります。

たとえば、リラックスしているときや家族・友人との会話は問題なくできても、仕事の対応や電話での会話に困難を感じることがあるでしょう。

 

吃音の症状は?

吃音の症状は、以下の3種類に分けることができます。

 

・連発

・伸発

・難発

 

それぞれどのようなかたちで症状が確認できるのか、解説していきましょう。

 

連発(音をくり返す)

「連発」は、話し始めるときに最初の音をくり返す症状です。

以下のような話し方が該当します。

 

「わ、わ、わ、わ、わたし…」

「あ、あ、あ、あ、あのね…」

 

はじめの音を「連発」することから、そのように呼ばれます。

 

伸発(音を伸ばす)

「伸発」は、話し始めの最初の音を間延びさせる症状です。

以下のような話し方が該当します。

 

「わーーーーーたし」

「あーーーーのね」

 

はじめの音を「伸」ばすことから、そのように呼ばれます。

 

難発(詰まる)

難発は、話し始めの言葉がなかなか出てこず詰まってしまう症状です。

話そうとして口は動いているものの、声や音が出ていなかったり、間に合っていない話し方が該当します。

はじめの音を出すのが「難」しいことから、そのように呼ばれます。

 

気づかない症状もある

吃音には、周囲が気が付きにくい症状もあります。

 

主に吃音の自覚症状がある人が、周囲に悟られないよう工夫して話すことが、気が付きにくい原因となっています。

たとえば以下のような話し方を、本人が意識的に行っている可能性があるでしょう。

 

・話し始めが苦手なので「あのー」や「えーと」とワンクッション入れる

・吃音が出やすい音がなんとなく分かるので、吃音が出にくい音から話し始める

・吃音の症状が出るのを避けるため、話すこと自体を避ける

 

吃音の症状に悩んでいる本人が、上記の対策をとってしまうことで、周囲は「吃音ではない」「吃音を克服した」と思ってしまうかもしれません。

しかし、これらのケースでは吃音が治っているとは言い難いため、治療やリハビリを受けることが大切なのです。

 

吃音の原因は?

吃音の症状には複数の原因がありますが、1つだけではないこともあります。

複数の原因がお互いに影響し合うことで、吃音の症状が生まれることがあるからです。

吃音の原因となるものを、1つ1つ解説していきましょう。

 

体質的要因

吃音の原因1つ目は、体質的要因です。

 

遺伝的要因ともいい、もともと吃音が出やすい体質であることが原因となります。

吃音の原因の中では体質的要因がもっとも多いとされていますが、明確には解明されていないようです。

 

とある研究で、一卵性双生児と二卵性双生児の吃音の出現率を調べたそうです。

すると、一卵性双生児に吃音の症状が出ることが多いという結果が出て、遺伝性が疑われるようになりました。

参考:幼児吃音臨床ガイドライン

しかし、本人に吃音の体質(遺伝)がある場合でも、必ず吃音を発症するわけではないということも証明されています。

 

発達的要因

吃音の原因2つ目は、発達的要因です。

発達的要因は、幼児期の発達が著しい時期に原因となるものです。

身体やこころ、言語などが一気に発達する時期に発症した場合、発達的要因であることがあります。

 

環境要因

吃音の原因3つ目は、環境要因です。

日常生活や人とのかかわりの中で、何かしらの要因があって発症するケースです。

 

過去には、吃音が出るのは親の接し方や育て方に問題があるといわれることがありました。

しかし、現在は親のかかわり方によって吃音が出現するという可能性は、否定されています。

 

「子どもに吃音があるのは自分の育て方のせいかもしれない」

 

そんなふうに思われている保護者さまがいらっしゃいましたら、どうかご自身を責めないでくださいね。

 

吃音は、本人の生活環境を調整したり支援を受けたりすることで、不都合を緩和することができます。

吃音があっても人と楽しくおしゃべりができるよう、学校や会社で抵抗なく話せるよう、治療やサポートをしていきましょう。

 

吃音はどのように始まる?

子どもの吃音はどのような環境で、どのように出現するのでしょうか。

ここからは、吃音の始まり方や進行の過程について解説します。

 

吃音には進行がある

吃音には、進行する順番があるといわれています。

しかし個人差や環境の違いもあるので、すべての人や子どもの吃音が同じように進行するわけではありません。

 

吃音は、進行するほどに本人が「周囲に悟られないようにする工夫」を覚えていくので、気づかれにくくなってしまいます。

始まって間もない段階で周囲や保護者さまが気づき、適切な支援につなげることが大切です。

 

それでは、吃音の進行について見てみましょう。

 

段階 特徴 気づきやすさ
第一段階 「連発」や「伸発」がみられる とても気づきやすい
第二段階 「連発」や「伸発」に加え「難発」がみられる 気づきやすい
第三段階 吃音を自覚し始め、吃音が出にくい音に置き換えて話し始める 気づきにくい
第四段階 吃音の症状が出るのを避けるために、話すことを避けるようになる とても気づきにくい(話し始めると気づきやすい)

 

このように、吃音が始まってから症状が定着するまでには複数の段階があります。

第一段階~第二段階程度で支援を受け始めることで、本人が吃音を気にし始める前に症状を和らげることができるといわれています。

 

吃音が出やすいシチュエーション

吃音は症状が定着したり悪化したりすればするほど、本人がつらくなったり、症状が出やすくなったりします。

具体的に吃音が出やすくなるとされるシチュエーションは、以下の通りです。

 

・吃音の症状を自覚しているとき

・吃音の症状が出るかもしれないと緊張しているとき

・不安な気持ちが強いとき

・苦手な言葉、特定の言葉を発するとき

・人前で発表をするとき

・早く話そうとするとき

・気持ちが高ぶっているとき

 

このように、吃音は本人の心理状態に深くかかわることがあります。

緊張するケースだと、たとえば園や学校での発表会やクラスでの音読、運動会などがありますね。

 

ただでさえ緊張しているにもかかわらず「吃音が出たらどうしよう」と不安が重なることで、症状が出現しやすくなるのです。

また、気持ちが高ぶって興奮していたり、それゆえ早く話そうとしてしまったりすると「話す」という行為に脳が集中できず、吃音が出やすくなるともいわれています。

 

逆にいえば、リラックスして話せる環境であれば吃音が出にくいというケースもあります。

吃音の症状に悩む本人にとって安心して話せる環境を作ることが、症状を緩和する近道になるのです。

 

お子さまが吃音かなと思ったら

もしお子さまに吃音の症状がみられたら、自宅でできることや専門家に相談する方法があります。

発達的要因であったり、幼児期の言語発達が著しい時期だったりすると自然に治ることもあります。

 

しかし、吃音の症状を見ただけでは何が原因なのか、自然に治るものなのか判別がつきません。

そのため、お子さまの吃音が気になり始めたら、以下のことを意識してみてください。

 

吃音の症状であるかを確認する

吃音の種類は、先にご紹介した「連発」「伸発」「難発」の3種類があります。

上記3種類に該当しない言葉の非流暢性は、吃音とは認められないことがあります。

吃音かそうでないかの違いを、ご家庭でも注意深く観察してあげると良いでしょう。

 

以下にて、吃音であるケースと吃音でないケースをまとめました。

 

吃音 吃音ではない
ぼ、ぼ、ぼ、ぼくは… ぼく、ぼく、ぼくは…
わーーーーーたしは… わたしの、わたしに、わたしは…
………きょうね、ぼくはね、 きのうね、きょうね、ぼくはね、

 

吃音でないケースでは、話し始めの「音」ではなく「単語」を繰り返していたり、接続詞や言葉を間違えて何度も言い直していたりするものです。

確かに会話の非流暢性が認められますが「吃音」とはみなされないでしょう。

 

お子さまが話しやすい環境を作る

吃音のあるお子さまは、自覚症状がなくても何らかの不便さを感じている可能性があります。

言いたいことがあるのに言葉が出てこなかったり、話したい気持ちがあるのに身体(口)がついてこなかったりすると、ストレスを感じてしまうでしょう。

 

また、吃音の自覚症状が出てくると、周囲からの嘲笑を恐れて話すことを避けてしまうお子さまもいるかもしれません。

 

お子さまが話すことに消極的にならないためには、吃音のあるお子さまにとって話しやすい環境を作ることが重要です。

吃音があっても心を穏やかに話しやすくするために、以下のことに気を付けてみてください。

 

・難しい質問をしない

・難しい言葉で答えなければいけない質問をしない

・矢継ぎ早に質問をしない

・話し方ではなく話の内容に注目して聞く

・保護者さまと1対1で話す

・ゆっくり話しかけゆっくり答えてもらう

 

吃音のあるお子さまがリラックスして話せるようになるには、保護者さまや話し相手が「自分が話し終わるのを待っていてくれる」という信頼感があることが大切です。

「ちゃんと話して」「話し方が変だよ」などという声かけは、吃音を自覚させる要因になってしまうだけでなく、プレッシャーやトラウマを与えてしまうことにもなります。

 

吃音のあるお子さまが「流暢に」話せるように努力するのではなく「楽に」話せるような関係を築いていきましょう。

 

気になったら専門機関へ相談を

お子さまの吃音が気になる場合には、専門機関へ相談することも重要です。

吃音に関して相談できる専門機関は、以下のようなものがあります。

 

・耳鼻咽喉科

・リハビリテーション科

・心療内科

・発達障害者支援センター

・療育センター

・保健センター

 

複数の専門機関に相談して、さまざまな支援方法や治療方法について情報収集をすることも大切ですね。

吃音は発達障害の一種なので、特別支援教育を受ける対象にもなります。

 

吃音のことならBRIDGEへ

お子さまの吃音に悩まれたら、弊社ダンデライオンが運営する療育サービス【BRIDGE(ブリッジ)】へご相談ください。

BRIDGEでは、吃音を含む発達障害や知的障害のお子さまを対象に、千葉市内で療育サービスを提供しています。

 

吃音の症状があるお子さまは、自覚症状があってもなくても辛い思い、不便な思いをされているかもしれません。

BRIDGEでは困りごとのあるお子さまに対し、1人ひとりに合った支援やアプローチを徹底し、お子さまの笑顔や成功体験を増やします。

 

お話が好きなお子さまや、お友達をたくさん作りたいお子さまが、吃音の症状によって自信をなくしてしまうこともあります。

そのような思いや経験をさせないために、BRIDGEではお子さまの自信や意欲を引き出し、これから羽ばたいていく社会へ橋渡しをします。

 

吃音のあるお子さまへの接し方やかかわり方など、保護者さまからのご相談も、ぜひBRIDGEまでご連絡ください。

お子さまの支援方法や治療方法について、サービスや情報を提供してまいります。

 

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株式会社ダンデライオンでは、子どもたちの可能性を広げる架け橋となることを目指した療育施設「BRIDGE(ブリッジ)」を千葉県内で9施設展開しています。

「子どもたちへの可能性を導く架け橋となる」を理念に掲げ、子どもたち一人ひとりの可能性を引き出すために、家族や社会とのつながりを大切にしています。

言語聴覚士、臨床心理士、公認心理師、作業療法士、理学療法士、保育士など多様な資格を持つ指導員が全国の特別支援学校や療育施設で実践されている療育技法「太田ステージ」に基づいた指導を行っています。

教室までお越し頂ければ、子どもたち一人ひとりに合わせたプログラムや療育の様子をご覧いただけます。BRIDGEへ、ぜひ1度ご見学にいらしてください!

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監修者:澳塩 渚(おくしお なぎさ)

澳塩 渚(おくしお なぎさ) 臨床心理士/公認心理師

所属:BRIDGE7 管理者
経歴:大学在学中より適応教室にて不登校児童の学習支援を行う。発達に偏りのある児童の家庭教師経験を経て、放課後等デイサービスや児童発達支援事業所にて学習支援・ソーシャルスキルトレーニングを担当。
著書「 子どものつまずきからわかる 算数の教え方」「作文と発表が苦手な子への教え方と教材」

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