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2歳の発達障害の特徴とは?簡単なチェック項目と千葉市の相談先を紹介

発達障害の特徴は、2歳という年齢であらわれることがあります。

発達障害には複数の種類がありますが、2歳でその特性がみられやすいものも。

 

この記事では、2歳のお子さまを育てるご家庭でチェックできる発達障害の特徴や、千葉市内の相談先について解説します。

2歳のお子さまの発達が気になる保護者さまは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

千葉の発達支援施設BRIDGE

 

2歳の発達障害の特徴と可能性について

2歳の発達障害にはどのような特徴があるのか、今すぐにチェックできる項目をまとめてみました。

以下の一部に該当した場合、必ずしも発達障害であるというものではありません。

しかし、当てはまるものが多ければ多いほど、発達障害の傾向があると考えられるでしょう。

 

それぞれ具体的な特徴や、日常の動作についても例を挙げています。

また、該当する特徴がどの発達障害の特性にあたるかも解説していますので、気になる方はチェックしてみてください。

 

言葉の遅れがある

2歳の発達障害では、言葉の遅れがみられることがあります。

 

一般的な発達の場合には、1歳半ぐらいから少しずつ言葉を覚え始め、3歳ごろまでに2語文(「ママ、だっこ」など)を話すようになります。

しかし発達障害の傾向がある場合には、一般的な発達に比べて言葉が少なかったり、単語と単語をつなぎ合わせるのが苦手だったりします。

自分の言いたいことを表現できないことが理由で、大人の言う言葉をそのまま返す子どももいるでしょう。

 

言葉の遅れがみられる場合、ASD(自閉スペクトラム症)という発達障害が疑われることがあります。

 

五感が敏感になる

発達障害の特性の中に「感覚過敏」と呼ばれるものがあります。

視覚や聴覚、触覚などの「五感」が敏感で、音や光に過剰に反応する特性のことです。

一般的に気にならないような生活音や蛍光灯の光、食べ物の味などを過剰に嫌がる場合には、感覚過敏の可能性があります。

 

感覚過敏がある場合、ASD(自閉スペクトラム症)の可能性も疑われるでしょう。

しかし、感覚過敏は発達障害の特性の1つにすぎません。

感覚過敏=発達障害という明確な因果関係ではないので、断定はできないでしょう。

 

お友達と遊ばない

発達障害の場合、お友達と遊ばずに1人で過ごすことを好む傾向があります。

この場合、ASD(自閉スペクトラム症)が疑われることがあります。

 

また、親御さんや先生とはコミュニケーションがとれるものの、同世代のお友達と交流するのが苦手という特徴もみられます。

2歳は第一次反抗期(通称・イヤイヤ期)が始まる年齢であり、自我が芽生えると同時に、周囲のお友達に興味を示し始める時期。

【参考サイト:一般社団法人 日本保育者未来通信

その時期にお友達に関心を持たなかったり、関わろうとしなかったりする場合には、発達障害が疑われることがあります。

 

特定のものにこだわる

2歳の子どもが特定のものにこだわる場合、発達障害が疑われることがあります。

 

同じ洋服を毎日着たがったり、座る場所やものを置く場所などに過剰にこだわる場合、ASD(自閉スペクトラム症)の特性である可能性があります。

一度覚えた動きや流れに従うことは得意ですが、少しでも変化があると対応が難しくなることがあるでしょう。

 

反復行動がみられる

2歳の子どもにみられる発達障害の特徴として、同じ動きを反復するというものがあります。

たとえば手を叩いたり体を揺らしたり、特定の動きをくり返す様子がみられたら、ASD(自閉スペクトラム症)が疑われるかもしれません。

同じ動きをくり返すことを「常同運動」と呼び、子どもなりに緊張感や不安感を和らげているとされています。

 

表情が乏しい

2歳の子どもの表情が乏しい場合、発達障害が疑われることがあります。

 

微笑みかけても無表情のままだったり、目が合わなかったりすると、ASD(自閉スペクトラム症)の特性である可能性も。

発達障害(特に自閉スペクトラム症)を持っている場合、周囲の人とかかわろうとする社会性が低い傾向にあります。

そのため、人に微笑みかけられても微笑み返そうとしない、交流を持とうとしない特徴がみられるのです。

 

癇癪を起こす

2歳の子どもが癇癪を起こしたり、泣き方が激しかったり、またなかなか泣き止まなかったりする場合、発達障害が疑われることがあります。

発達障害を持つ子どもは、思うようにコミュニケーションがとれなかったり意思表示ができなかったりするとき、激しく泣く傾向にあります。

癇癪を起こす場合に疑われる発達障害は、ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如多動症)が挙げられます。

 

人見知りをしない

2歳の発達障害でみられる特徴の中に、人見知りをしないというものがあります。

実は、人見知りをしないのは「他人への興味が薄い」というASD(自閉スペクトラム症)の特性である可能性があるのです。

 

「人見知りをしない=人懐っこい」というイメージがありますが、実はその逆。

 

2歳で人見知りをするのは、記憶力や認識力が育っている証です。

そのため、知らない人が同じ空間にいることに対し違和感を覚えたり、親御さん以外の人を警戒したりするようになります。

【参考サイト:ドラキッズ

人見知りをしないというのは、記憶力や警戒心が未発達と考えられ、発達障害の可能性も疑われるのですね。

 

2歳で疑われる発達障害の種類

発達障害の特徴が2歳で見られる場合、もっとも多いケースは「ASD(自閉スペクトラム症)」といわれています。

 

上記で、2歳の発達障害でみられる特徴を解説しましたが、そのほとんどがASD(自閉スペクトラム症)であることがお分かりいただけたと思います。

このように、ASD(自閉スペクトラム症)の特性は2歳という年齢で現れやすく、周囲の大人が気づきやすい傾向にあります。

ASD(自閉スペクトラム症)は多くの場合3歳までに発症するといわれており、1歳半検診や3歳児検診で指摘されることも。

【参考サイト:国立精神・神経医療研究センター

 

一部で、ADHD(注意欠如多動症)という発達障害が疑われることもあります。

しかし、ADHDの特徴は幼児期にみられる「落ち着きのなさ」「衝動性」などと類似しており、2歳で判定するのは難しいもの。

そのため、発達障害の特徴が2歳でみられた場合、その時点で可能性が疑われるのはASD(自閉スペクトラム症)であるケースがあります。

 

2歳児の一般的な発達傾向について

2歳でみられる発達障害の特徴について解説しました。

ここからは、2歳児の一般的な発達傾向についてお話します。

 

発達や成長には個人差がありますので「2歳で〇〇ができていない場合は発達障害である」というボーダーラインはありません。

発達障害を持たずにゆっくり成長する子もいれば、発達障害によって部分的な成長が遅れる子もいます。

 

しかし、発達障害が疑われる特徴が2歳でみられた場合、親御さんはあれこれ心配してしまうことでしょう。

お子さまの特性にいち早く気づき、必要な支援につなげられるよう、2歳児の一般的な発達傾向について知っておくと良いでしょう。

 

総合的な発達

2歳児の総合的な発達としては、以下のことができるようになる年齢だといわれています。

 

・スプーンやフォークを使おうとする
・おやつの時間まで待つなどの我慢を覚える
・食事中に座っていられる時間が長くなる
・ベビーカーに乗るよりも歩きたがるようになる
・洋服や靴の着脱を自分でしようとする

 

2歳は「イヤイヤ期の到来」ともいわれ、自我が芽生えてどんどん親御さんの言うことが通用しなくなっていくでしょう。

実は海外でも2歳児は「Terrible Two(ひどい2歳児)」と呼ばれており、イヤイヤ期が全世界共通だということが分かりますね。

 

2歳児の発達傾向について意識するポイントは、スキルを身につけることではなく「自分でやろうとしているか」という点です。

できるかできないかは個人差がありますが、情緒や社会性の発達として「意欲があるかどうか」に着目してみましょう。

 

それでは、言葉や身体の発達についても見てみましょう。

 

言葉の発達

2歳児の言葉の発達には、以下の特徴がみられます。

 

・自分の名前が言えるようになる
・簡単なあいさつが言えるようになる
・相手の目を見てコミュニケーションがとれる
・呼ばれると返事をする
・絵を見て状況を話すようになる(ワンワンがねんね、など)

 

言葉の発達は個人差が大きい部分だといわれていますので、必ずできていなければいけないというわけではありません。

 

まれに、4~5歳まで一切言葉がなかった子どもが突然話し始めるというケースもあります。

これは「レイトトーカー」といい、発達障害や知的障害を伴わず、言葉にだけ遅れがみられる特殊な例です。

【参考サイト:FUKU+

 

身体の発達

2歳児の身体の発達には、以下の特徴がみられます。

 

・両足でジャンプができる
・寝転がってゴロゴロ転がることができる
・音楽に合わせて早く歩いたりゆっくり歩いたり、止まったりすることができる
・どろんこ遊びを好むようになる
・平均台など細長い場所を手をつないだまま歩ける
・ボールを投げたり蹴ったりできる

【参考サイト:チャイルドアカデミー

たっちやあんよを覚えたばかりだと思っていた子どもも、2歳になるとさまざまな運動能力が身についていきます。

特に「歩く」以外の高度な動作(ジャンプや投げる・蹴るなど)を獲得したり、早く歩いたりゆっくり歩いたりする「微調整」も覚えていきます。

 

自我が芽生える年齢ですので、運動能力が上がるにつれて本人も楽しくなり、ベビーカーや抱っこを嫌がることもあるでしょう。

 

社会性の発達

2歳児の社会性の発達には、以下の特徴がみられます。

 

・お友達とかかわろうとする
・お友達に優しくしようとする(「かして」「どうぞ」ができるなど)
・お友達がふざけているのを見て一緒にふざける
・なんでも「イヤ!」と言う

 

2歳児は少しずつ社会性が身につき、周囲の人たちに興味を示すようになります。

お友達や先生にかかわろうとしたり、自己主張をしたり、優しくしようとしたり、さまざまな社会性が見えてきます。

 

人に関心があるがゆえ、警戒心も芽生えて、人見知りをすることもあるでしょう。

家族や先生など信頼できる大人以外の人物に対し「この人は安全なのか」と考える力を習得する年齢ともいわれています。

 

「人懐っこい=社会性が高い」というわけではないことを覚えておきましょう。

 

2歳で発達が気になったらすべきこと

2歳で発達が気になったら、親御さんはどのような対応をすべきなのでしょうか。

2歳のお子さまの発達が気になり始め「まだ2歳だから様子を見るべき?」「どこかに相談すべき?」と悩んでいる親御さんもいらっしゃるかもしれません。

 

ここからは、2歳の発達が気になったとき、また発達障害の特徴が2歳児にみられたときに、すべきことについてまとめてみます。

 

発達が気になる部分を促す工夫をする

2歳で発達が気になったら、その部分を伸ばしたり発達を促したりできるかかわり方を意識してみましょう。

 

たとえば言葉の遅れを感じている場合、絵本の読み聞かせをしたり、質問をして答えを引き出したりするなどの方法があります。

質問をする際には「クローズドクエスチョン」を試してみてください。

 

クローズドクエスチョンとは、限られた選択肢から答えを選択できる質問形式です。

 

たとえば「今日のご飯は何が良い?」と聞くと、あらゆる食べ物の中から1つを選ぶ必要があります。

そのため難しく感じて、子どもは答えるのを躊躇してしまうかもしれません。

 

では「今日のご飯はうどんとハンバーグどっちが良い?」という質問だと、どうでしょうか。

答えが「うどん」か「ハンバーグ」に限られているので、子どもでも答えやすいですよね。

この場合、後者の質問形式が「クローズドクエスチョン」です。

【参考サイト:一般社団法人 人財育成協会

 

子どもが言葉を発するハードルが下がりますので、言葉を引き出したい場合には活用してみてください。

 

専門機関に相談する

2歳の発達が気になったら、専門機関に相談するのがおすすめです。

 

発達は個人差があったり、そのときの子どもの気分によってできる・できないに差があったりします。

いつも近くで成長を見ている親御さんであっても、正常な発達なのか支援が必要なのか、判断できないことがあるでしょう。

専門家の意見を聞きたい、アドバイスが欲しいという場合には、以下の専門機関へ相談することを検討してみてください。

 

・子育て支援センター
・児童相談所
・保健センター
・児童発達支援センター
・小児科
・療育
・通っている保育園

 

千葉市の相談先は、弊社ダンデライオンまでご連絡ください。

 

ダンデライオンは、千葉市・幕張エリアで療育サービスを提供している企業です。

幼児期の児童発達支援サービスから、保育所等訪問支援サービス、また就学以降の放課後等デイサービスなどがあります。

発達が気になるお子さまについてヒアリングさせていただき、適切な支援や福祉サービスをご案内する「計画相談支援」も行っています。

 

発達が気になるお子さま、また保護者さまに寄り添い、最適な支援につなげられるよう尽力いたします。

千葉市内にお住まいのご家庭は、ぜひお問い合わせください。

>> ダンデライオンの公式サイトはこちら

 

まとめ

発達障害の特徴が2歳でみられた場合に、考えられる可能性や受けられる支援について解説しました。

 

子どもの成長や発達は、何歳であっても気になるものですよね。

少しでも違和感を感じた場合、お1人で悩まず専門機関にご相談されることをおすすめします。

発達段階があるかどうか専門機関で検査ができる上に、もしそうだった場合に、最短で支援につなげることができます。

適切な年齢で適切な支援を受けることは、お子さまご本人にとっても社会生活への第一歩となるでしょう。

 

我々ダンデライオンのスタッフは、お子さま、そしてご家族みなさまにとって明るい未来につながるよう、全力でサポートいたします!

 

お子さまへの療育なら、わたしたちにお任せください!

株式会社ダンデライオンでは、子どもたちの可能性を広げる架け橋となることを目指した療育施設「BRIDGE(ブリッジ)」を千葉県内で9施設展開しています。

「子どもたちへの可能性を導く架け橋となる」を理念に掲げ、子どもたち一人ひとりの可能性を引き出すために、家族や社会とのつながりを大切にしています。

言語聴覚士、臨床心理士、公認心理師、作業療法士、理学療法士、保育士など多様な資格を持つ指導員が全国の特別支援学校や療育施設で実践されている療育技法「太田ステージ」に基づいた指導を行っています。

教室までお越し頂ければ、子どもたち一人ひとりに合わせたプログラムや療育の様子をご覧いただけます。BRIDGEへ、ぜひ1度ご見学にいらしてください!

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